LCFW 6.60/6.39/6.35/6.20 PRO-C fix3

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Team PROより "6.60 PRO-C", "6.39 PRO-C", "6.35 PRO-C", 6.20 PRO-C" がそれぞれリリースされています。

procfw - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting


6.39版のみ最新バージョンがリリースされています。ご確認ください。

PRO LCFW - PSP Hack Evolution

更新内容(PRO-B10 -> PRO-C fix3)

  • いくつかのメモリのアンロックの問題を修正
  • オンラインマニュアルをPRO CFWのサーバーへリンクした(http://www.prometheus.uk.to/manual/index.htmlにリンクされているようです)
  • CIPL Flasherを使用するとブリックするPRO-Cの不具合を修正
  • Prometheus Onlineに正式に対応

導入対象のモデル

  • 6.60 PRO-C : FW6.60をインストールしたPSP-1000, 2000, 3000, go
  • 6.39 PRO-C : FW6.39をインストールしたPSP-1000, 2000, 3000, go
  • 6.35 PRO-C : FW6.35をインストールしたPSP-1000, 2000, 3000, go
  • 6.20 PRO-C : FW6.20をインストールしたPSP-1000, 2000, 3000, go

導入方法

Flashの書き換えはPSPをブリックさせる可能性があります。十分注意した上で行ってください。

PRO-Cをインストール

  1. 自分のPSPのバージョンにあったものをダウンロード、解凍します。
    - 660PRO-C.fix3.rar - procfw - 660PRO-C fix3 - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting
    - 639PRO-C.fix3.rar - procfw - 639PRO-C fix3 - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting
    - 635PRO-C.fix3.rar - procfw - 635PRO-C fix3 - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting
    - 620PRO-C.fix3.rar - procfw - 620PRO-C fix3 - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting

    こちらからダウンロードしてください。
    procfw - X-Generation Aftermarket Firmware for Playstation Portable™ - Google Project Hosting

  2. 解凍してできたPROUPDATEフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。

  3. XMBからPRO-C Updaterを起動します。
    20120609174358.jpg
  4. ×ボタンでインストール開始です。
    20120609175042.jpg
  5. インストールが完了したら×ボタンを押してXMBに戻ります。

Fast Recoveryの導入

LCFWは電源が切れると無効化されてしまうので、再有効化する場合はFast Recoveryを使用します。
PRO-C Updaterで有効化することも出来ますが、このFast Recoveryは起動することで有効化してXMBに戻るまでを自動で行ってくれます。
これ自体にはCFWモジュールのインストール機能はないので、初めにPRO-C UpdaterでLCFWを導入する作業は必須です。


  1. 先ほど解凍してできたファイルからFastRecoveryフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。
  2. XMBから6xx PRO-C Fast Recoveryを起動することでPRO-Cの再有効化が可能です。
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【6.20 PRO-Cのみ】Permanent Patchを導入

6.20 PRO-CにはPermanent Patchが付属しています。このパッチを使用すると、PSPの電源を完全に落としても次回起動時にLCFWのモジュールを自動で読み込むため、Fast Recoveryも必要とすることなく実質CFWとして使用することが可能です。
ただし、Flashの破損などによりブリックしてしまうとお手上げなのでパンドラバッテリーの使えない対策基盤への導入はあまりオススメはしません。


Permanent Patchの仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。
6.20TN-D Permanenet Patch - HENをPSP起動時に自動読み込み - PSP Hack Evolution


  1. 620PRO-C.fix3.rarに同梱されている 620PRO_Permanentフォルダ を ms0(ef0):/PSP/GAME/ へコピーします。

  2. XMBより620 PRO-C Permanent Patchを起動します。
    20120609175648.jpg
  3. ×ボタンを押すとオリジナルのvshmaim.prxが ms0(ef0):/vshorig.prx として保存されます。このファイルはアンインストール時に使用することになるかもしれないので削除しないようにしてください。
    capture_0035.jpg

  4. ちゃんと動作するかどうかテストを行う場合は、次に×ボタンを押します。Flashに偽装vshmaim.prxを書き込まずメモリースティックから読み込み、XMBがちゃんと表示されたら動作するということになります。
    capture_0036.jpg

  5. 動作が確認できたら再度620 PRO-C Permanent Patchを起動し、×ボタンを押したら今度は○ボタンを押します。 偽装vshmaim.prxのインストールが始まります。

  6. インストールが完了すると自動でXMBに戻ります。これで導入は完了です。電源OFFからでもLCFWが有効な状態で起動するようになっているはずです。
アンインストール方法

アンインストールする場合は620 PRO-C Permanent Patchを起動し、×ボタンを押すだけです。


ただし flash0:/vsh/module/vshorig.prx が存在しない場合、手順3で作成されたvshorig.prxをflash0に書き戻す必要があります。
Oボタン + Xボタン + SELECTボタン + STARTボタンを同時押ししながらPSPを起動すれば ms0:/vshorig.prx が flash0:/vsh/module/ へ書き戻され、アンインストール可能になるはずです。


セミブリック状態に対する対処

PSPが起動しなくなった原因はメモリースティックに配置されたプラグインやversion.txtにあることが多いです。
この場合それらのファイルを取り除くことになるのですが、PSP goの内蔵メモリへのアクセスはXMBからUSBモードを選択しないとできないため、ブリックするとファイルの削除すらできない状態に陥ります。


そうなった場合はSELECTボタンを押しながら電源をつけることで解決できる場合があります。こうするとOFW状態で原因のファイルに妨害されずに起動するため、USBモードで接続することができます。
またRボタンを押しながら電源をつけるとRecovery Modeが起動するので、Toggle USB機能を使用して解決できる場合があります。こちらも試してみてください。

【6.60/6.39 PRO-Cのみ】CIPL Flasherを導入

6.60/6.39 PROにはCIPL Flasherというものが同梱されています。これはカスタムIPLをPSPに書き込むことでPROのCFW化を可能にするツールです。
6.20 PROのPermanent Patchとどう違うんだという話になりますが、外見上の動作に違いは無くても、こちらのCIPL Flasherは従来のCFWと同じIPLの書き換えという方法を使っているので、完全なCFWという扱いになります。


このCIPL Flasherで恒久化できるのはPSP-1000非対策基板のPSP-2000だけです。


  1. 660(639)PRO_B10.rarに同梱されている CIPL_Flasherフォルダ を ms0:/PSP/GAME/ へコピーします。

  2. XMBよりCPIL Flasher For PRO-Cを起動します。
    20120609174351.jpg

  3. インストール画面が表示されたら、×ボタンを押してインストールを開始します。完了すると自動でXMBに戻ります。
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  4. 再起動してもLCFW状態が継続される(=CFW)ようになっていれば導入は完了です。
    従来のCFWと同じように、Rボタンを押しながら起動することでRecovery Menuを表示することができますし、HOME(PS)ボタンを押しながら起動すればOFWとして起動することもできます。

アンインストール方法

アンインストールする場合は、再度CIPL Flasherを起動して、Oボタンを押します。これでカスタムIPLは削除され、純正のIPLが書き戻されます。
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CIPL Flasher使用時の注意 :

CIPL FlasherでCFW化している状態ではPROのアンインストールを行わないようにしてください。CIPLアンインストール→PROアンインストールの手順を踏まないとブリックします。ブリックしたらパンドラバッテリーでないと復旧できませんので注意してください。

PRO VSH MENU

PROの設定の変更ができるPRO VSH MENUはXMB上でSELECTボタンを押すと表示されます。
十字キー↑↓でカーソルの移動、←→で設定の変更が可能です。○ボタンか×ボタンで決定します。

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CPU CLOCK XMB XMB上でのCPUクロック数を指定します
CPU CLOCK GAME ゲーム上でのCPUクロック数を指定します
USB DEVICE USBモード時にマウントされるデバイスを指定します
UMD ISO MODE ISO起動に使用するDriverを選択します
ISO VIDEO MOUNT ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMD VideoのISOファイルを選択してマウントし、XMBに表示します
RECOVERY MENU -> Recovery Menuに移動します
SHUTDOWN DEVICE PSPの電源を切ります
SUSPEND DEVICE PSPをスリープ状態にします
RESET DEVICE PSPを再起動します(LCFWの状態は解除されます)
RESET VSH PSPを再起動します(LCFWの状態は維持されます)
EXIT PRO VSH MENUを終了します

Recovery Menu

VSH MENUで "RECOVERY MENU ->" を選択するとRecovery Menuが表示されます。
十字キー↑↓で項目の移動、決定はリージョンなどに依存しますが普通は○ボタンです。

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Back
Recovery Menuを終了し、XMBに戻ります
Toggle USB
設定で指定したデバイスをUSB接続します
Run ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP
ms0(ef0):/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPを起動します
Configuration ->
ISO Mode ISO起動に使用するDriverを指定します
Language 言語を指定します
Fake Region リージョンを偽装します
Recovery Font Recovery Menuで使用するフォントを指定します
XMB USB Device USBモードやToggle USB機能でマウントするデバイスを指定します
Hide MAC address 本体情報のMACアドレスを非表示にします
Skip Game Boot Screen ゲーム起動時に再生されるGAMEBOOTをスキップします
Skip Sony Logo at Startup PSP起動時に表示されるSonyのロゴをスキップします
Use Custom Update Server ネットワークアップデートから6.xx PROのアップデートを可能にします
Protect flash in USB device mount USBケーブルでFlashをPCにマウントしたときの書き換えをプロテクトします
Use htmlviewer custom save location インターネットブラウザでダウンロードしたファイルの保存先の指定を自由にします
Use Slim Color on PSP-1000 PSP-1000でも、それ以降のモデルで追加されたXMBの背景色(Slim Color)を使えるようにします(flash0:/vsh/resource/13-27.bmpが必要?)
Use version.txt in ms0:/seplugins ms0(ef0):/seplugins/version.txtを使用してバージョンを偽装します
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu ゲームの一覧に表示される背景の読み込みを無効化します
Prevent Hibernation Deletion (PSP-Go only) PSP goで中断データを再開するときに元データの削除をブロックします
Charge battery when USB cable is plugged in USBケーブル接続時に充電します(PSP-1000は非対応)
Advanced ->
XMB Plugin XMBでプラグインを使用するか
Game Plugin ゲームでプラグインを使用するか
Pops Plugin PS1ゲームでプラグインを使用するか
NoDRM Engine DLCや復号化したEDATA / PGDファイルを読み込みます
Memory Stick Speedup メモリースティックのロードを高速化します。None(設定しない)、Pop(PS1ゲーム)、Game(PSPゲーム)、Vsh(XMB)、Always(全てのモード)から組み合わせて指定します
Block Analog Input in Game ゲーム中にアナログパッドの認識を無効化します(壊れて誤動作する場合に使うとのこと)
Old Plugin Support (PSP-Go only) PSP goに対応していないプラグインを利用できるようにします(ms0で動作するように作られたプラグインをef0に置き換えて動作させる機能とのことです)
Inferno & NP9660 Use ISO Cache ISOキャッシュ機能を使用するかどうかの設定です。一度ロードしたことのある場面で次回からのロードが高速化されたり、CSOのデータ展開速度が高速化したりするようです。対応しているのドライバはInferno, Sony NP9660のみです。
Inferno & NP9660 Cache Size(in MB) ISOキャッシュに使うキャッシュサイズをMB単位で指定できます。単純に考えるとサイズは大きくしたほうが性能が上がりそうですが、副作用があるかなどは不明です。初期値は20。
Inferno & NP9660 Cache Number 詳細不明。初期値は256。
Inferno & NP9660 Cache Policy キャッシュの削除に関する設定です。LRUでは古いキャッシュから削除、Randomではランダムに削除されるものと思われます。初期値はLRU。
Force High Memory Layout Pro Onlineを使用する場合、この項目を有効化してください。
CPU Speed ->
XMB CPU/BUS XMBでのCPU動作クロック数を変更します
Game CPU/BUS ゲーム中でのCPU動作クロック数を変更します
Plugins ->
System strage PSP goの本体メモリー(ef0:/seplugins/)に配置されているvsh.txt、game.txt、pops.txtに記述されたプラグインを有効/無効化することが出来ます(パス末尾の0と1を切り替えます)。
Memory stick メモリースティック(ms0:/seplugins/)に配置されているvsh.txt、game.txt、pops.txtに記述されたプラグインを有効/無効化することが出来ます(パス末尾の0と1を切り替えます)。
Registry Hacks ->
Activate WMA ネット認証無しでWMAの再生を可能にします
Activate Flash ネット認証無しでFlash Playerを使用可能にします
Swap O/X buttons ○ボタンと×ボタンの役割を入れ替えます
Delete Hibernation PSP goの中断データを削除します
Shutdown device
PSPをシャットダウンします
Suspend device
PSPをスリープします
Reset device
PSPを再起動します(LCFW状態は解除されます)
Reset VSH
PSPを再起動します(LCFW状態は維持されます)

PS1ゲームの起動について

コンバートしたPS1ゲームの起動に対応しています。主な変換ソフトにPopstationMD Free GUIがあります。
PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution
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起動できない、フリーズするなどの症状はコンバータに原因があることがありますので別のコンバータでも試してください。


コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
CFW CustomやMEでサポートされている機能と同じです。作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。

Downloads :: RSS Streaming Tools - for the Playstation Portable

ISO/CSO起動について

UMDゲームのディスクからデータを吸い出し、メモリースティックから起動する方法です。
吸い出しには一般的にPSP Filerやiso_toolといったユーティリティを使用します。それらで吸い出すと ms0:/ISO/ にISOファイルが作成されます。
これでXMBの ゲーム ⇒ メモリースティック に吸い出したゲームが表示され、起動できるようになっているはずです。
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ISOファイルは1つのゲームでも1GBを超える場合も多く、メモリースティックを圧迫します。ISOファイルをCSOに圧縮することでメモリースティックの容量を少し節約することができます。ただしロードが遅くなるという欠点もあります。
PSP ISO Compressor - PSP Hack Evolution


ISO起動に関連するオプションに「Driver」があります。PROに用意されているDriverは以下の3種類で、変更するとゲーム動作の挙動が変わることがあります。

  • Inferno Driver
  • M33 Driver
  • Sony NP9660 Driver

初期設定ではInfernoになっていますが、Team PROが推奨しているDriverですので通常は変更する必要はありません。ただしゲームの起動に失敗する場合や、特定の場面でフリーズする場合のの対処法の1つとして、Driverを変更することで改善することがあります。
Driverの変更はVSH MenuのUMD ISO MODE, またはRecovery ModeのConfiguration -> ISO Modeで行います。

UMD VideoのISOの再生方法

UMD Videoも、UMDゲームと同じようにメモリースティックにデータを吸い出して再生することができます。
こちらの吸い出しにはFilerやiso_toolは使えません。UMD Videoの吸い出しに対応しているumd_dump.prxなどを使用します。
きまぐれblog: umd_dump_prx_test


umd_dump.prxでUMD Videoを吸い出すと、ms0:/ISO/VIDEO/にISOファイルが作成されます。
UMDゲームとは違って、それだけで再生することはできません。VSH Menuの "ISO VIDEO MOUNT" で再生したいISOファイルを指定してから、XMBのビデオに現れたUMDのアイコンから再生できます。

Prometheus Online

logo_po.jpg

PRO-CからPrometheus Onlineが正式にサポートされています。
アドホックパーティやXLink Kaiなどを介さず、PSPのみでオンラインを遊べるようにする機能です。


こちらの記事を参考にPRO Online Clientを導入してください。ただし、"Unlock Memory in PSP Games (breaks Homescreen)" は PRO-Cでは "Force High Memory Layout" という項目に置き換わっていますので読み替えるようにしてください。

PRO Online Client (ATPRO) Public Beta 0.01 - PSP Hack Evolution
[ 2012/06/09 18:45 ] LCFW | TB(0) | CM(0)
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