New POPSLoader for PRO CFW (& PopsDeco 0.11)

capture_0004.jpg

Virtuous Flame氏より、POPSLoaderを6.XX PROに対応させた "New POPSLoader for PRO CFW" がリリースされています。
ついでに、そのNew POPSLoaderのインストールを簡単に行うことができるツール "PopsDeco" の紹介です。

New popsloader for PRO CFW - Google Project Hosting (New POPSLoader)
wololo.net/talk • View topic - PopsDeco (PopsDeco)

概要

POPSLoaderとは、コンバートしたPS1ゲームの起動率や動作安定性を向上させるためのプラグインです。
コンバートしたPS1ゲームは、PSNのゲームアーカイブスで配信されているPS1ゲームと同じように「POPS」という公式PS1エミュレータで動作させます。
しかし、PS1をコンバートするツール(PopstationMD Free GUIなど)は昔のFWのPOPSの仕様にそっているので、FW6.20やFW6.39など最近のFWに搭載されているPOPSでは起動できない、フリーズするといった不具合が出てきます。


POPSLoaderはDark_Alex氏が公開した、過去のFWに搭載されていたPOPSを別のCFWで再現するプラグインです。そしてそのPOPSLoaderをVirtuous Flame氏が6.XX PROで動作するよう改良したのが、このNew POPSLoader for PRO CFWです。


ついでに今回紹介するPopsDecoは、New POPSLoaderの導入を簡単に行ってくれる便利なHomebrewです。
POPSLoaderは過去のいろいろなFWからモジュールをかき集めないといけないので、手間がかかるし、導入ミスも比較的起こしやすいです。
PopsDecoを使えば、メモリースティックに必要なFWを配置してXMBから起動するだけでPOPSLoaderに必要なモジュールを抽出し、決められた位置に自動で配置してくれます。


こんな便利なツールを使わない手はないということで、この記事ではPopsDecoを使ってNew POPSLoaderを動作させるところまでを解説したいと思います。

導入対象のモデル

  • 6.39 PRO-B8, 6.35 PRO-B8, 6.20 PRO-B8のいずれかを導入したPSP-1000, 2000, 3000, go
    ※厳密にはPRO-B8が正式リリースされる前のNighty Buildsでも動作します。PRO-B7では動作しません。
  • 導入方法

    1. New POPSLoader本体を導入

    1. 上記リンクよりNew POPSLoaderをダウンロード、解凍します(現時点ではBuild_468d96056cac.7zしか配布されていませんが、最新版をダウンロードすることをオススメします)。

    2. ms0(ef0):/seplugins/popsloader/ (必要なフォルダは作成してください)に、先ほど解凍してできたmodulesフォルダ、popsloader.prx、 popscore.prxをコピーします。

    3. ms0:/seplugins/pops.txtをテキストエディタで開き(無ければ作成してください)、以下の内容を追記します。


      メモリースティックに導入する場合

      ms0:/seplugins/popsloader/popsloader.prx 1


      PSP goの本体メモリに導入する場合

      ef0:/seplugins/popsloader/popsloader.prx 1

    2. PopsDecoで必要なモジュールを抽出、配置

    1. 上記リンクよりPopsDeco 0.11をダウンロード、解凍します。

    2. 解凍してできたrev2フォルダにあるpopsdecoフォルダを ms0(ef0):/PSP/GAME/ にコピーします。

    3. FW4.01アップデータを用意し、401.PBPにリネームします(利用したいバージョンに関わらず、4.01アップデータは必要です)。

    4. 利用したいバージョンのFWアップデータを用意し、先ほどと同じように[バージョン名].PBPにリネームし(3.71アップデータなら371.PBP)、ms0(ef0):/にコピーします。
      ※1 PSP goのアップデータを抽出するなら、例えば6.20アップデータなら620-GO.PBPという風にリネームする必要があります。
      ※2 ここで用意するアップデータの数に上限は無いので、試したいFWを複数入れてもOKです。全て抽出してくれます。

    5. XMBからPopsDecoを起動します。
      20110711222814.jpg

    6. ×ボタンで自動抽出、復号、ファイル配置が開始します。複数のFWを配置した場合は数分かかります。完了すると自動でXMBに戻ります。
      20110711222832.jpg

    ファイルの導入はこれで完了です。
    どのアップデータを用意すれば分からないという場合は、こちらのWikiを参照してみてください。起動できないPS1ゲーム、対処できたFWバージョンなどがまとめられています。

    PS1 emulator for CFW 動作確認 @ ウィキ - トップページ

    使用方法

    New POPSLoaderを使用したいPS1ゲームを、Rボタンを押しながら起動します。

    POPSの選択画面が表示されます。利用したいバージョンを選択すると(もちろん導入時に用意していないバージョンを選択しても無効です)、そのバージョンのPOPSで起動します。
    capture_0004.jpg


    正常にゲームが動作するようになれば、導入の価値あったというところですね。ちなみに「ぼくのなつやすみ」はPOPSLoaderを使わなくてもちゃんと動作するみたいです。
    capture_0006.jpg


    選択画面一番下のOrigina from flashを選択すると、POPSLoaderを使用せずにオリジナルの状態で起動します。
    選択したバージョンの情報は、ゲームごとに記録され、ms0(ef0):/seplugins/popsloader/pops.cfgに保存されます。次回起動時は初回に選択したバージョンで起動してくれます。

    [ 2011/07/11 23:12 ] Plugins | TB(0) | CM(0)
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