だいぶ紹介が遅れてしまいましたが、neur0nさんよりPSP-1000や2000でHomebrewやプラグインの動作を可能にする "CFW 6.39 ME-5" がリリースされています。
更新内容はLME-5と同じで、VSH MenuからRecovery Menuに移動する"ENTER RECOVERY"機能の追加と、OE Driverのバグ修正です。
追記
ME-8がリリースされています。これからMEを導入しようと思っている方にはME-5ではなくME-8の導入をオススメします。
6.39 ME-8 & LME-8 - PSP Hack EvolutionCFWやHENをインストール済み、あるいは公式FW6.39をインストール済みのPSP-1000, 非対策基板のPSP-2000
必要なファイルをPCで用意してインストールする方法です。この方法は古いCFWやHENからフルインストールする場合や、6.39 MEの過去のバージョンからアップデートする場合に使えます。公式FWからはこの方法は使えませんので下記の"公式FW6.39のPSPにインストール"方法を使ってください。
some1氏が公開した6.39 Kxploitを使って公式FW6.39に直接6.39 ME-5をインストールできるインストーラも公開されているので、ここではそれを使ったインストール方法を紹介します。
ME系CFW(6.37~6.39 ME)では6.39 ME-5の導入に必要なファイルのダウンロードからインストールまでの一連の操作をPSPだけで行えます。
XMBの設定にあるネットワークアップデートでME系CFWの最新版がダウンロードできる仕組みです。
6.37 ME, 6.38 MEの場合は追加で6.39 アップデータを用意する必要がありますが、それもPSPだけでダウンロードできます。
もちろんこの方法はPSPでネットワーク接続ができる無線LAN環境が必須となります。
XMBでSELECTボタンを押すと表示されるVSH MENUの使い方の説明です。
VSH MENUでは比較的切り替えることの多いLMEの設定を変更できます。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンあるいは十字キー←→で設定の変更、および決定です。
CPU CLOCK XMB | XMB上でのCPUのクロック数を変更します |
CPU CLOCK GAME | ゲーム上でのCPUのクロック数を変更します |
USB DEVICE | USBモードにしたときに接続するデバイスを選択します |
UMD ISO MODE | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します |
ISO VIDEO MOUNT | ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMDビデオのISOファイルをマウントします |
XMB PLUGINS | XMBでのプラグイン機能を有効化するか否かの設定です |
GAME PLUGINS | ゲーム中のプラグイン機能を有効化するか否かの設定です |
POPS PLUGINS | PS1ゲーム中のプラグイン機能を有効化するか否かの設定です |
PLUGINS MANAGER -> | Plugins Managerの画面に移動します |
SHUTDOWN DEVICE | PSPをシャットダウンします |
RESET DEVICE | PSPを再起動します |
EXIT | VSH MENUを終了します |
Plugins Managerはプラグインの有効化、無効化を切り替えられる機能です。
SELECTボタンを押してVSH MENUを表示、"PLUGINS MANAGER ->"を×ボタンで選択するとPlugins Managerの
画面が表示されます。
画面にはvsh.txt, game.txt, pops.txtの順番で記述されているプラグインのリストが表示されます。
一度に表示できるプラグインは20個までです。それより多い場合はリスト表示中にL, Rボタンで2ページ目、3ページ目へ
と切り替えられます。
有効、無効を切り替えたいプラグインに十字キー↑↓でカーソルを合わせ、×ボタンあるいは十字キー←→でEnable(有効)、Disable(無効)に変更できます。
Rボタンを押しながら電源を入れると、XMBの代わりにRecovery Menuが表示されます。
ここで6.39 MEの各種設定を変更することができます。
操作方法は十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンで設定の変更、および決定です。
設定した情報はflash1:/config.meに保存されます。
Toggle USB | |||||||||
PSPに挿入されたメモリースティックとPCをUSBケーブルで接続します | |||||||||
Configration -> | |||||||||
Skip Sony logo | 起動時に表示されるSonyComputerEntertainmentのロゴをスキップするか否かの設定です | ||||||||
Hide corrupt icons | XMBのゲーム一覧の破損したゲームを非表示にするか否かの設定です | ||||||||
GAME folder homebrew | Homebrewの起動に使用するカーネルのバージョンを指定します | ||||||||
Autorun program at /PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBP | PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動します | ||||||||
UMD Mode | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します | ||||||||
Hide MAC Address | 本体情報に表示されるMACアドレスをXX:XX:XX:XX:XX:XXに偽装するか否かの設定です | ||||||||
Fake region | リージョンを他の国のものに偽装するか否かの設定です | ||||||||
Use VshMenu | SELECTボタンでVSH MENUを表示するか否かの設定です | ||||||||
XMB Usb Device | USBモードにしたときにアクセスするデバイスを指定します | ||||||||
Charge bettery when USB cable plugged | PCやPS3とUSBケーブルで繋いだときに充電します(USBモードにしなくてもOK) | ||||||||
Use network update | MEのネットワークアップデート機能を使用するか否かの設定です | ||||||||
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu | ゲーム一覧でPIC0.PNG(背景)やPIC1.PNG(説明文)を非表示するか否かの設定です | ||||||||
Use version.txt | ms0:/seplugins/ に配置したversion.txtを適用するか否かの設定です | ||||||||
Speed up MS access |
指定した場面でメモステのアクセススピードアップ機能を使用します NEVER : この機能を使用しません ALWAYS : 常に使用します VSH : XMBでのみ使用します VSH & GAME : XMBとゲームで使用します VSH & POPS : XMBとPS1ゲームで使用します GAME : ゲームでのみ使用します GAME & POPS : 通常のゲームとPS1ゲームで使用します POPS : PS1ゲームでのみ使用します |
||||||||
Run program at /PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP | |||||||||
ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPを直接起動します | |||||||||
Advanced -> | |||||||||
Advanced Config -> |
|
||||||||
Battery Config -> |
|
||||||||
Toggle USB (flash0) | Flash0とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash1) | Flash1とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash2) | Flash2とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash3) | Flash3とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Format flah1 and reset settings | Flash1をフォーマットし、設定を初期化します | ||||||||
Format flash2 | Flash2をフォーマットします | ||||||||
CPU Speed -> | |||||||||
Speed in VSH | XMB上でのCPUクロック数を変更します | ||||||||
Speed in GAME | ゲーム上でのCPUクロック数を変更します | ||||||||
Plugins -> | |||||||||
****.prx [VSH] | vsh.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
****.prx [GAME] | game.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
****.prx [POPS] | pops.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します | ||||||||
Registry hacks -> | |||||||||
Button assign[VSH] | 決定を○ボタンにするか×ボタンにするか変更します | ||||||||
Activate WMA | WMAを再生可能にします | ||||||||
Activate Flash Player | インターネットブラウザ上でFlash Playerを利用可能にします |
Normal driverはメモリースティックに配置したISOを起動する際に適当なUMDをセットして起動するドライバです。
起動前にVSH Menu ⇒ UMD ISO Modeか、Recovery Menu ⇒ UMD Modeで設定を”Normal”にし、適当なUMDをセットしておきます。
これらのドライバーは "No UMD" で動作します。つまりNormal driverとは違いISOを起動するときにUMDをセットしておく必要がありません。おそらく大半の方がこれらのDriverを使っていると予想してます。
起動前にVSH Menu ⇒ UMD ISO Modeか、Recovery Menu ⇒ UMD Modeで使用したいドライバを指定してください。
UMDビデオから吸い出したISOを再生するには以下の手順を実行します。
手持ちのPS1ゲームのディスクから変換したEBOOT.PBPが起動できます。
PopstationMD Free GUIでの変換をオススメしていますが、起動できない場合は別のコンバータで試してみてください。
PSPで手持ちのPS1をする方法 PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution
コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。
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