neur0nさんよりPSP-1000、非対策基板のPSP-2000に対応したCFW "6.38 Minimum Edition v3" がリリースされています。
リカバリーメニューにパンドラバッテリー(Jigkick Battery)を作成する機能の追加、PSPの起動時にEBOOT.PBPを直接起動するオプションの追加などが今回の更新内容です。
FW6.38のアップデータを用意し、638.PBPにリネームしてms0:/PSP/GAME/UPDATE/へコピーします。現在公式サイトからダウンロード可能です。
PlayStation.com(Japan)|PSP®「プレイステーション・ポータブル」情報|システムソフトウェア アップデート
CPU CLOCK XMB | XMB上でのCPUのクロック数を変更します |
CPU CLOCK GAME | ゲーム上でのCPUのクロック数を変更します |
USB DEVICE | USBモードにしたときに接続するデバイスを選択します |
UMD ISO MODE | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します |
ISO VIDEO MOUNT | ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMDビデオのISOファイルをマウントします |
XMB PLUGINS | XMBでのプラグイン機能を有効化します |
GAME PLUGINS | ゲーム中のプラグイン機能を有効化します |
POPS PLUGINS | PS1ゲーム中のプラグイン機能を有効化します |
PLUGINS MANAGER -> | Plugins Managerの画面に移動します |
SHUTDOWN DEVICE | PSPをシャットダウンします |
RESET DEVICE | PSPを再起動します |
EXIT | VSH MENUを終了します |
Plugins Managerはプラグインの有効化、無効化を切り替えられる機能です。
SELECTボタンを押してVSH MENUを表示、"PLUGINS MANAGER ->"を×ボタンで選択するとPlugins Managerの
画面が表示されます。
画面にはvsh.txt, game.txt, pops.txtの順番で記述されているプラグインのリストが表示されます。
一度に表示できるプラグインは20個までです。それより多い場合はリスト表示中にL, Rボタンで2ページ目、3ページ目へ
と切り替えられます。
有効、無効を切り替えたいプラグインに十字キー↑↓でカーソルを合わせ、×ボタンあるいは十字キー←→でEnable(有効)、Disable(無効)に変更できます。
6.38 MEにはRECOVERY MENUが搭載されています。
Rボタンを押しながら起動するとリカバリメニューを表示することが出来ます。
十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンで決定、設定の変更ができます。
設定した情報はflash1:/config.meに保存されます。
Skip Sony logo | 起動時に表示されるSonyComputerEntertainmentのロゴをスキップします |
Hide corrupt icons | XMBのゲーム一覧の破損したゲームを非表示にします |
GAME folder homebrew | Homebrewの起動に使用するカーネルのバージョンを指定します |
Autorun program at /PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBP | PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動します |
UMD Mode | XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します |
Hide MAC Address | 本体情報に表示されるMACアドレスをXX:XX:XX:XX:XX:XXに偽装します |
Fake region | リージョンを他の国のものに偽装します |
Use VshMenu | SELECTボタンでVSH MENUを表示します |
XMB Usb Device | USBモードにしたときにアクセスするデバイスを指定します |
Charge bettery when USB cable plugged | PCやPS3とUSBケーブルで繋いだときに充電します(USBモードにしなくてもOK) |
Use network update | MEのネットワークアップデート機能を使用するか選択します |
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu | ゲーム一覧でPIC0.PNG(背景)やPIC1.PNG(説明文)を非表示にします |
Use version.txt | ms0:/seplugins/ に配置したversion.txtを適用します |
ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPをリカバリーメニューから直接起動します
Advanced Config -> |
|
||||||||
Toggle USB (flash0) | Flash0とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash1) | Flash1とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash2) | Flash2とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Toggle USB (flash3) | Flash3とPCをUSBケーブルで接続します | ||||||||
Format flah1 and reset settings | Flash1をフォーマットし、設定を初期化します | ||||||||
Format flash2 | Flash2をフォーマットします | ||||||||
Battery Serial (currentry:*******) | バッテリーのシリアル(状態)を表示します(×ボタンでリロード) | ||||||||
Make Jigkick Battery | 通常のバッテリーをパンドラバッテリー(Jigkick Battery)に変換します | ||||||||
Make Normal Battery | パンドラバッテリー(Jigkick Battery)を通常のバッテリーに変換します |
Speed in VSH | XMB上でのCPUクロック数を変更します |
Speed in GAME | ゲーム上でのCPUクロック数を変更します |
****.prx [VSH] | vsh.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します(GAMEやPOPSも同様です) |
Button assign | 決定を○ボタンにするか×ボタンにするか変更します |
Activate WMA | WMAを再生可能にします |
Activate Flash Player | インターネットブラウザ上でFlash Playerを利用可能にします |
Normal driverはメモリースティックに配置したISOを起動する際に適当なUMDをセットして起動するドライバです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeを”Normal”に設定し、適当なUMDをセットしておきます。
これらのドライバーは "No UMD" で動作します。つまりNormal driverとは違いISOを起動するときにUMDをセットしておく必要がありません。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeで使用したいドライバを指定しておきます。
Prometheus ISO Loaderは6.38 MEには対応していないのですが、6.35 Customのファイルに同梱されているPrometheus_Iso_loaderフォルダをms0:/seplugins/へコピーすることで利用できます。しかしEBOOT.BINの復号が必要になるなど本来の動作をしないのでほぼメリットはないです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeを”Normal”に設定しておきます。
UMDビデオから吸い出したISOを再生するには以下の手順を実行します。
手持ちのPS1ゲームのディスクから変換したEBOOT.PBPの起動に対応しています。
PopstationMD Free GUIでの変換をオススメしていますが、起動できない場合は別のコンバータで試してみてください。
PSPで手持ちのPS1をする方法 PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution
コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。
パンドラバッテリーに変換したり、元の通常のバッテリーに戻したりする機能が追加されました。
PSP-1000では問題なく変換できますが、PSP-2000では一部変換できないケースも存在します。PSP-2000でパンドラバッテリーに変換できるのはTA-085基板のみで、TA-085 v2やそれ以降の基板では変換できません。基板の確認にはPSPidentが便利です。
PSPident 0.74 リリース - PSP Hack Evolution
また、PSP-2000のバッテリー側にも対策が施されている場合があります。変換できるバッテリーは生産初期のものだけです。
作成自体はいたって簡単です。変換したいバッテリーをセットしてRecovery Menuを起動し、Advanced⇒Make Jigkick Batteryを選択すれば変換が始まるはずです。変換できる環境でないのでこのあたりは未確認です。
≪ CFW for Dummies by Wololo 【日本語訳】 | HOME | PSPident 0.74 リリース ≫
≪ CFW for Dummies by Wololo 【日本語訳】 | HOME | PSPident 0.74 リリース ≫
全人気記事ランキング表示
本家のやつでなくてもいいんですが。