CFW6.38 ME-3 リリース

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neur0nさんよりPSP-1000、非対策基板のPSP-2000に対応したCFW "6.38 Minimum Edition v3" がリリースされています。
リカバリーメニューにパンドラバッテリー(Jigkick Battery)を作成する機能の追加、PSPの起動時にEBOOT.PBPを直接起動するオプションの追加などが今回の更新内容です。

http://twitter.com/#!/neur0ner/status/67216656627281920

更新内容

  • リカバリーメニューにパンドラバッテリー(Jigkick Battery)を作成する機能を追加
  • PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動するオプションを追加

導入対象のPSP

  • フルインストール対象 : FW6.37までのCFWやHENを導入したPSP-1000, 非対策基板のPSP-2000(5.00M33、6.20TNなど)
  • 差分アップデート対象 : 6.38 MEの以前のバージョンを導入したPSP-1000, 非対策基板のPSP-2000

導入方法

  1. 6.38 ME-3をダウンロード、解凍します。
  2. 解凍してできたUPDATEフォルダをms0:/PSP/GAME/へコピーします。

  3. FW6.38のアップデータを用意し、638.PBPにリネームしてms0:/PSP/GAME/UPDATE/へコピーします。現在公式サイトからダウンロード可能です。
    PlayStation.com(Japan)|PSP®「プレイステーション・ポータブル」情報|システムソフトウェア アップデート


    ※6.38 MEの以前のバージョンから差分アップデートする場合はFW6.38アップデータの用意は必要ないです。

  4. XMBよりインストーラを起動します。 20110413231809.jpg
  5. フルインストールなら×ボタンを押すと公式アップデータが起動するので指示に従いインストールしてください。
    差分アップデートなら×ボタンを押せばすぐにインストールが始まります。

VSH MENUの使い方

6.38 MEにはVSH MENUが搭載されています。
XMBでSELECTボタンを押すことで表示することが出来ます。
十字キー↑↓でカーソルの移動、十字キー←→で設定の変更です。
20110413231729.jpg
CPU CLOCK XMB XMB上でのCPUのクロック数を変更します
CPU CLOCK GAME ゲーム上でのCPUのクロック数を変更します
USB DEVICE USBモードにしたときに接続するデバイスを選択します
UMD ISO MODE XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します
ISO VIDEO MOUNT ms0:/ISO/VIDEO/に配置したUMDビデオのISOファイルをマウントします
XMB PLUGINS XMBでのプラグイン機能を有効化します
GAME PLUGINS ゲーム中のプラグイン機能を有効化します
POPS PLUGINS PS1ゲーム中のプラグイン機能を有効化します
PLUGINS MANAGER -> Plugins Managerの画面に移動します
SHUTDOWN DEVICE PSPをシャットダウンします
RESET DEVICE PSPを再起動します
EXIT VSH MENUを終了します

Plugins Managerの使い方

Plugins Managerはプラグインの有効化、無効化を切り替えられる機能です。
SELECTボタンを押してVSH MENUを表示、"PLUGINS MANAGER ->"を×ボタンで選択するとPlugins Managerの 画面が表示されます。

20110413231744.jpg

画面にはvsh.txt, game.txt, pops.txtの順番で記述されているプラグインのリストが表示されます。
一度に表示できるプラグインは20個までです。それより多い場合はリスト表示中にL, Rボタンで2ページ目、3ページ目へ と切り替えられます。

有効、無効を切り替えたいプラグインに十字キー↑↓でカーソルを合わせ、×ボタンあるいは十字キー←→でEnable(有効)、Disable(無効)に変更できます。

リカバリーメニューの使い方

6.38 MEにはRECOVERY MENUが搭載されています。
Rボタンを押しながら起動するとリカバリメニューを表示することが出来ます。
十字キー↑↓でカーソルの移動、×ボタンで決定、設定の変更ができます。

設定した情報はflash1:/config.meに保存されます。
DSC00863.jpg

Toggle USB

PSPに挿入されたメモリースティックとPCをUSBケーブルで接続します

Configration ->

Skip Sony logo 起動時に表示されるSonyComputerEntertainmentのロゴをスキップします
Hide corrupt icons XMBのゲーム一覧の破損したゲームを非表示にします
GAME folder homebrew Homebrewの起動に使用するカーネルのバージョンを指定します
Autorun program at /PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBP PSPの起動時にms0:/PSP/GAME/BOOT/EBOOT.PBPをXMBを経由せず直接起動します
UMD Mode XMBからISOを起動するときに使用するDriverを選択します
Hide MAC Address 本体情報に表示されるMACアドレスをXX:XX:XX:XX:XX:XXに偽装します
Fake region リージョンを他の国のものに偽装します
Use VshMenu SELECTボタンでVSH MENUを表示します
XMB Usb Device USBモードにしたときにアクセスするデバイスを指定します
Charge bettery when USB cable plugged PCやPS3とUSBケーブルで繋いだときに充電します(USBモードにしなくてもOK)
Use network update MEのネットワークアップデート機能を使用するか選択します
Hide PIC0.PNG and PIC1.PNG in game menu ゲーム一覧でPIC0.PNG(背景)やPIC1.PNG(説明文)を非表示にします
Use version.txt ms0:/seplugins/ に配置したversion.txtを適用します

Run program at /PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBP

ms0:/PSP/GAME/RECOVERY/EBOOT.PBPをリカバリーメニューから直接起動します

Advanced ->

Advanced Config ->
Excute OPNSSMP.bin in flash2:/ ISOの起動時にflash2:/opnssmp.binを読み込みます
XMB Plugins XMBでのプラグイン機能を有効化します
GAME Plugins ゲームのプラグイン機能を有効化します
POPS Plugins PS1ゲームのプラグイン機能を有効化します
Toggle USB (flash0) Flash0とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash1) Flash1とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash2) Flash2とPCをUSBケーブルで接続します
Toggle USB (flash3) Flash3とPCをUSBケーブルで接続します
Format flah1 and reset settings Flash1をフォーマットし、設定を初期化します
Format flash2 Flash2をフォーマットします
Battery Serial (currentry:*******) バッテリーのシリアル(状態)を表示します(×ボタンでリロード)
Make Jigkick Battery 通常のバッテリーをパンドラバッテリー(Jigkick Battery)に変換します
Make Normal Battery パンドラバッテリー(Jigkick Battery)を通常のバッテリーに変換します

CPU Speed ->

Speed in VSH XMB上でのCPUクロック数を変更します
Speed in GAME ゲーム上でのCPUクロック数を変更します

Plugins ->

****.prx [VSH] vsh.txtに記述されているprxファイルを有効/無効化します(GAMEやPOPSも同様です)

Registry hacks ->

Button assign 決定を○ボタンにするか×ボタンにするか変更します
Activate WMA WMAを再生可能にします
Activate Flash Player インターネットブラウザ上でFlash Playerを利用可能にします

Backを×ボタンでトップに戻り、Exitでリカバリーメニューを終了します。

ISO/CSO起動について

ISOファイルをms0:/ISO/に配置するとXMBから起動できます。その前にDriverを指定しておく必要があります。

Normal driver

Normal driverはメモリースティックに配置したISOを起動する際に適当なUMDをセットして起動するドライバです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeを”Normal”に設定し、適当なUMDをセットしておきます。

ME driver/np9660 driver/M33 driver/OE isofs legacy

これらのドライバーは "No UMD" で動作します。つまりNormal driverとは違いISOを起動するときにUMDをセットしておく必要がありません。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeで使用したいドライバを指定しておきます。

Prometheus ISO Loader

Prometheus ISO Loaderは6.38 MEには対応していないのですが、6.35 Customのファイルに同梱されているPrometheus_Iso_loaderフォルダをms0:/seplugins/へコピーすることで利用できます。しかしEBOOT.BINの復号が必要になるなど本来の動作をしないのでほぼメリットはないです。
起動前にVSH MENUのUMD ISO Mode、またはRecovery ModeのUMD Modeを”Normal”に設定しておきます。

UMDビデオのISOを再生するには

UMDビデオから吸い出したISOを再生するには以下の手順を実行します。

  1. umd_dump.prxまたはUMDドライブのマウント機能を使用してISOを吸い出し、ms0:/ISO/VIDEO/に配置します。
  2. 何でもいいのでUMDビデオ、またはUMDゲームのカセットを挿入します。
  3. VSH MENUのISO VIDEO MOUNTから配置したISOを指定します。
  4. XMBのビデオ欄から指定したISOが再生できるようになります。

自分でコンバートしたPS1ゲームの起動について

手持ちのPS1ゲームのディスクから変換したEBOOT.PBPの起動に対応しています。
PopstationMD Free GUIでの変換をオススメしていますが、起動できない場合は別のコンバータで試してみてください。
PSPで手持ちのPS1をする方法 PopstationMD Free GUI V7.1b - PSP Hack Evolution


コンバートしたPS1ゲームに自作の説明書を追加する機能もサポートされています。
作成にはPSP DocMaker GUI v0.21を使用してください。

Downloads :: RSS Streaming Tools - for the Playstation Portable

OFW6.38として起動

HOMEボタンを押しながらPSPを起動することでCFW Moduleを読み込まずにOFW6.38として起動させることが出来ます。

パンドラバッテリーの作成について

パンドラバッテリーに変換したり、元の通常のバッテリーに戻したりする機能が追加されました。
PSP-1000では問題なく変換できますが、PSP-2000では一部変換できないケースも存在します。PSP-2000でパンドラバッテリーに変換できるのはTA-085基板のみで、TA-085 v2やそれ以降の基板では変換できません。基板の確認にはPSPidentが便利です。
PSPident 0.74 リリース - PSP Hack Evolution


また、PSP-2000のバッテリー側にも対策が施されている場合があります。変換できるバッテリーは生産初期のものだけです。


作成自体はいたって簡単です。変換したいバッテリーをセットしてRecovery Menuを起動し、Advanced⇒Make Jigkick Batteryを選択すれば変換が始まるはずです。変換できる環境でないのでこのあたりは未確認です。

[ 2011/05/09 00:55 ] CFW | TB(0) | CM(10)
FW6.38用のpopsloderって公開されてませんかね?
本家のやつでなくてもいいんですが。
[ 2011/05/11 23:03 ] [ 編集 ]
>>Rさん
今のところありませんね。
M33やGENと比べてPopsloaderを使わずとももともと動作するゲームが多いと聞きますし、世間的に公開を望む声もそんなに多くないように思います。
[ 2011/05/12 01:03 ] [ 編集 ]
下らない質問ですみませんが、
これはPSPgoにも対応しているのでしょうか?
二度故障の経験があるので・・・
よろしくお願いします。
[ 2011/05/13 00:02 ] [ 編集 ]
>>椿さん
導入対象の説明にもあるとおり、PSP goは対応していません。
インストーラを起動しても弾かれるだけなので壊れることもありません。
[ 2011/05/13 00:36 ] [ 編集 ]
アップデ-ト
すいません、おしえて下さい
今5.50 GEN-D3が導入されているのですが
6.38 ME-3を導入しようとすると
バ-ジョンが9.99なのでアップデ-ト
する必要が有りませんと出てアップロ-ダ-が
起動出来ません。
どうしたらよいのでしょうか?
おねがいします。

[ 2011/05/13 17:45 ] [ 編集 ]
ダウングレードすればいいじゃん
[ 2011/05/14 13:06 ] [ 編集 ]
アップデ-ト
すいません
どうやってダウングレ-ドすればよいのでしょうか?
[ 2011/05/14 16:23 ] [ 編集 ]
>>Tさん
9.99と表示されるのはversion.txt偽装がデフォルトな5.50 GENの仕様ですので、とりあえず公式のアップデート方法を使わずに5.50 GEN以外のCFWかHENなどを導入すればいいです。

手っ取り早い方法だと5.50 GEN-D3を導入したときのインストーラで公式FW5.50に戻し、FW6.20にアップデートして6.20 TNを導入、そこから6.38 MEを導入すればいいかと。
[ 2011/05/14 17:29 ] [ 編集 ]
アップデ-ト
出来ました。
ありがとうございます。
[ 2011/05/15 12:27 ] [ 編集 ]
教えてください
今PSP-1000purome-4を導入しているのですが先日6.38ME-3・6.39ME-3を導入し成功したのですがPSP本体でメモリーカードをフォーマットすると6.38・6.39共に認識できませんでした。同じ症状の人がいましたら教えてください。
[ 2011/06/03 14:25 ] [ 編集 ]
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